脳出血後のリハビリに可視総合光線療法を併用

pic20150128203708_0.jpg
可視総合光線療法 治療報告と症例集P145
69歳 男性
毎年受けている人間ドッグではいつも異常がなく、健康だけが取り柄でしたが、68歳のとき、脳出血で倒れました。
夕食後に左手に強いしびれを感じ、しばらくすると左足にもしびれが出て、ろれつが回らなくなりました。
近所の医者に往診してもらったところ、血圧が200㎜Hg以上もあり、すぐに救急車で入院となりました。
CT検査の結果、右脳に出血が見られ、病状が安定するまで2週間、絶対安静となりました。
その後、血腫の除去手術を受け、リハビリを開始しましたが、左半身はまったく動きませんでした。
それでも、補助靴や杖を使った訓練で伝い歩きできるようになり、半年後にやっと退院しました。
退院後、知人より光線療法を紹介してもらい、早速私も治療器を求めて、次の照射法を教えていただきました。
治療用カーボンは3002-5000番を使用し、両足裏部・両足首部を各10分間、両膝部・腹部・腰部・後頭部・左肩部・左後肘部・左手首部を各5分間照射。
最初、左半身は温かみもあまり感じられず、照射後も体調の変化がなかったので、2週間後より両足裏部を20分間、両足首部・両膝部を各10分間、左肩部を左上腕部に、左後肘部を左前腕部に変更し各10分間、照射しました。
光線照射でからだの冷えが改善してくると、照射後には左半身が軽くなったような感じがあり、リハビリでの歩行距離が延びてきて、装具と杖を使いながらも10分間程度は散歩できるようになりました。
左手の動きはなかなか改善しませんでしたが、左肩の重苦しさが軽くなりました。
3ヵ月後には、バスでリハビリに通えるようになりました。
退院直後はタクシーの乗降にも苦労したことが、信じられないほどの回復ぶりです。
主治医も「これほど順調な改善を見たことがない」と驚いています。
光線照射開始から1年、現在では約1時間の散歩も、階段の昇降も楽になりました。
ほとんど動かなかった手の指が開閉可能になり、握力も測定できるようになりました。
光線療法がなかったら、これほど順調に回復しなかったと思います。
PAGE TOP