自律神経失調症の可視総合光線療法

光線研究 第450号
自律神経失調症では交感神経過緊張の状態であるので、全身の血行が不良となりからだは冷えやすく、同時に昼夜リズムの乱れから睡眠が障害されてきます。
このような状態に対して光線治療は光と温熱の補給によって、
1、交感神経過緊張の状態が和らげられてきます。
2、緊張して硬くなっていた筋肉が軟らかくなってきます。
3、興奮していた精神状態が鎮静化してきます。
4、エネルギーを蓄積しやすいからだに変化してきます。
その結果、血行が改善されて生活リズムの中心である睡眠が良好となり、体力がついて自然回復力が徐々に調整されて複雑な症状をひとつずつ解消されていきます。
なお、自律神経失調症の治療は休養と睡眠を充分に取ることが重要ですが、昼夜リズムを夜型生活から昼型生活に変える対策も平行して行う必要があります。
その対策として午前中に戸外で日の光を浴びることです(光療法)。
光療法は太陽光線が網膜を介して脳にある松果体を刺激して日内リズムを整える作用があることを利用した治療法で、うつ病や認知症などの生体リズムの異常による疾患にも利用されています。
光線治療では自分のからだは自分自身で根気よく治すという信念が大切であり、その実現のためには家族や周囲の理解、支援も重要な要素になります。
★自律神経失調症は多彩な症状があるため中には本格的な病気が含まれている場合もありますので、自己診断は避けて検診を受けて本格的な病気がないこと(除外診断)を確認しておくことが必要です。
光線療法に関する質問、光線治療器や治療用カーボンの購入などお気軽にお問い合わせください。
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