脳出血後遺症による右手足の不自由さに可視総合光線療法

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可視総合光線療法 治療報告と症例集P146
74歳 女性
症状の経過
63歳のとき、脳出血を起こし、右半身不随となり、その治療とリハビリテーションのため、半年間入院した。
リハビリ訓練で手足の動きはだいぶ回復したが、歩行時にはやや右足を引きずり、右手の動きも悪く、日常の家事がしづらかった。
また、味覚障害の後遺症も残り、食べ物の味がよくわからなかった。退院後、友人の勧めで光線治療を始めた。
光線治療
治療用カーボン3002-5000番を使用し、両足裏部・両足首部・両膝部・腰部・後頭部・右肩部・右後肘部・右手(患部)を各5~10分間照射。
治療の経過
光線治療を始めると、よく眠れるようになり、体力がついてからだを動かしやすくなった。
治療半年で、握力は左手15kgから18kgへ、右手は3kgから13kgへと改善した。
治療2年目から歩行はほぼ正常となり、指先の動きもよくなったので、家事もできるようになってきた。
また、味覚障害は回復までに5年かかったが、ほぼ治癒した。
治療10年目の現在、握力は左手21kg、右手20kgに増えて、右手足の動きはまったく問題ない。
その後、血圧も安定して、元気に暮らしている。
コメント(光線研究所附属診療所)
脳血管障害による片麻痺は、リハビリテーションにより、ある程度回復は期待できるものだが、回復プログラムに沿った規則正しい運動を継続しなければならない。
しかし、片麻痺を完全に回復させることは容易ではなく、患者本人の粘り強い努力と、家族の支援が求められる。
リハビリテーションをスムーズに進めるには、本治験例のように、光線療法を行うことが効果的である。
光線療法により全身の血行や筋肉疲労を改善することで、リハビリの効果を高め、患者の意欲を高めることができる。
麻痺した手足は血行不良となり、冷えていることが多いので、光線療法の温熱作用により、硬くなった筋肉や関節の動きをよくする効果が得られる。
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