坐骨神経痛
坐骨神経痛 光線研究 第560号
坐骨神経痛とは、坐骨神経が圧迫されたり刺激を受けることで生じる痛みやしびれ等の症状を表す言葉であり、病名ではありません。
症状が非常に強い場合、日常生活に大きな障害となることが少なくありません。
坐骨神経とは、腰椎4・5番目と仙骨から出た神経が、臀部から太ももの後ろを通り膝の裏から足先まで続く人体の中で最大の末梢神経です。
下肢の知覚や運動を担っているので、障害が起こると痛みやしびれなどの軽い症状だけでなく、歩行障害で日常生活に支障をきたす場合もあります。
神経痛というと高齢者の症状と思いがちですが、坐骨神経痛はあらゆる年齢で起こりうる神経痛です。
坐骨神経痛に伴う症状は様々ですが、主な症状は次のようなものです。
腰痛、殿部痛、臀部から太もも裏やふくらはぎへかけての痛みやしびれ、体を動かす時の下腿部の痛みやしびれ、疼痛による歩行障害、足の脱力感、座れなくなる、下肢感覚の鈍麻等。