骨折後のケアに可視総合光線療法

治療報告症例集P97
90歳 女性
わが家では30年前より光線治療器を愛用しています。何かあると、すぐ「光線!光線!」と言って、やけど、打撲、腰痛、肩こり、風邪など、数え上げたらきりがないほど、光線療法にお世話になってきました。
今回は95歳の母の報告です。母は90歳のとき、歩道の段差につまずいて、右足の大腿骨頚部を骨折しました。
主治医からは「手術・入院が必要だが、骨折が治っても高齢のため、寝たきりになる可能性が高い」と言われました。
ところが、いざ手術してみると、意外に骨が丈夫だったそうで、「60歳代の骨の硬さ(骨密度)があったので、骨をしっかり固定して、歩けるようにしておきました」と説明されました。
術後の回復も順調で、1週間後には手すりにつかまりながら、トイレまで歩けるようになりました。
主治医は「普通は歩行訓練できるまで6週間かかるのに、この年齢にもかかわらず、1週間で動けるようになった患者を初めて見た」と大変驚きながら話してくれました。
母は、40歳代のときに気管支喘息を発症し、とくに季節の変わり目には喘息の発作でたびたび入院していました。母が光線療法を始めたのは65歳からです。
喘息の治療用カーボンは3000-5000番を使用し、両足裏部・両足首部・両膝部・左右咽喉部(2号集光器使用)を毎日熱心に照射していました。
とくに両足裏部・左右咽喉部は気持ちがよいらしく、照射しながら気持ちよさそうによくうたた寝をしておりました。
光線療法を始めてからは入院することなく、歳はとるのにからだは逆にどんどん若返り、元気になっていきました。
喘息の症状がまったく出なくなってからも、両足裏部・両足首部・両膝部を中心に、ほとんど毎日照射を続けていました。
今回、骨の状態が大変よいと言われたのも、術後の経過が大変順調なのも、母が光線療法を長年毎日熱心に続けてきたお蔭だと思います。
95歳になったいまでも、母は毎日光線療法を楽しみにしてひとりで照射しています。
骨折の後遺症もなく、痛いところもなく、頭もはっきりしています。誰が見ても95歳にはまったく思えない若々しい母を手本に、家族全員が光線療法を行っています。
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