光線研究 第５５９号
７５歳 男性
今年７５歳を迎えた僧侶です。約１０年前から、左膝の痛みが現れ、年々痛み方が強くなってきておりました。
歩くと膝がカクカクと音がして、膝も曲げ難く、朝の起床と階段を降りる時の痛みが強く大変辛い状態でした。
立ち上がった時も、暫くしないと歩き出せず大変でした。
整形外科で、電気治療を受けながら過ごしておりましたが、たいした効果はありませんでした。
２年程前からは、右膝や腰にも痛みが起きてきて、日課にしていた夕方の散歩も辛くなってきました。
１年位前にはとうとう正座が出来なくなりました。椅子での読経を余儀なくされました。僧侶のため、毎日長時間正座をしていたことが原因ではないかと思っています。
このような状況では、檀家の方々に申し訳ないと考え、寺の仕事は大半を息子に任せ、時々、頼まれる講演を行う程度で過ごしておりました。
しかし、講演中も、立っていると両膝や腰が痛くなり、つい渋い顔になり困っておりました。そんな時、知人の女性から光線治療を教えられ、光線研究所附属診療所に行くことを勧められました。
早速光線研究所附属診療所を受診し、次の様な光線治療をして頂きました。
治療用カーボンは３００１－４００８番で、両足裏部・両膝部・腹部・腰部・両膝裏部・右膝部（１号集光器使用）・左膝部（１号集光器使用）・後頭部（１号集光器使用）に、４台の治療器で３回に分けて３０～４０分間の照射でした。
治療後、体がポカポカと温かく、効きそうな気がしたので、週３回位通ってみることにしました。
最初の時は往復タクシーでしたが、２回目は行きだけタクシーを使い、帰りは膝が軽くなった気がしたので、杖を使い新大久保駅まで、休み、休み歩いてみました。
右膝外側から裏側に痛みがありましたが、２５分で何とか歩くことができました。
治療５回目、両膝の痛みが少し軽くなり、歩行時の左膝のカクンカクンという音も小さくなって、帰りは駅まで２０分で歩けました。
整形外科の先生や光線研究所附属診療所の先生に水中歩行を勧められましたが、以前に長続きせず止めた経験があるので今回は行きませんでした。
治療約１０回目、起床時や立ち上がってから、最初の１歩を踏み出すまでに時間が掛かっていたのが、短くなりました。
治療約１５回目、両膝の痛みが大幅に軽減し、歩幅も少し広くなり、歩行の距離も自然と延びて、帰りに喫茶店に寄る余裕が出てきました。
治療１８回目、治療の往復に駅から歩くことが当たり前になり、歩く時間もだいぶ早くなりました。周囲の人から、「歩くのが早くなった」と言われ嬉しくなりました。
杖も安心のため持つ程度で、階段の下りも苦にならず、腰痛も感じなくなっておりました。
これなら正座して読経もできるもではないかと、思えるくらい楽になりました。思えば、滝に打たれるよりも辛い修行をこの歳になってしたように思われます。
