光線研究 第535号
21歳 女性
◆病状の経過
生まれた時よりアトピー性皮膚炎があり、3歳時、母親とともに光線研究所附属診療所を受診し光線治療を始めた。
光線治療でアトピーは小学校入学前には改善した。その後、中学校入学よりアトピーが再発し、皮膚科処方薬を塗布していたが改善がなく、18歳時、光線治療のため光線研究所附属診療所を再診した。
◆光線治療
治療用カーボン3000-3002番を使用し、両足裏部・両足首部・両膝部・腹部・腰部・左右肘内側・咽喉部を各5分間照射。
◆治療の経過
自宅で光線治療を続けた。ステロイドの塗り薬は中止し、ワセリンのみをつけながら光線照射を行った。
足の冷えが軽度であったため、治療6か月でほぼ良くなり、その後はアトピーが多少出ることもあったが、光線照射を続け治療2年で完治した。