顔面神経麻痺に可視総合光線療法
可視総合光線療法 実践治療 報告集P100
61歳 女性
数年前から仕事量が増え、残業時間が多くなり、人間関係でも悩んで、イライラしていました。
このようなストレスから、3年ほど前に左顔面神経麻痺の症状が出始めました。
左まぶたが下がり、口角が下がって、顔が曲がってしまいました。
また、左側の首や肩に強い張りが出て、仕事ができなくなり、半年間休職しました。
その間、いろいろな治療を試しました。
高圧酸素治療や顔面マッサージ、鍼治療などの治療を行いましたが、残念ながらまぶたは下がりっぱなしで、左顔面神経麻痺の症状にはあまり変化が見られません。
そんな折、娘から光線治療を行うよう勧められ、よいというものは何でも試そうと思っていましたので、早速光線研究所附属診療所を受診しました。
休職中なので、週1回通院することにしました。
最初、光線治療を行った日は寝つきがよくなり、左側の首と肩の張りが少し軽くなりました。
治療3回目ごろから、頬のこわばり感が薄れてきているのがわかりました。
また、左眼が開くようになり、しっかりと閉じるようにもなって目にゴミが入りにくくなってきました。
光線治療を続けると、左頬のこわばりが気にならないくらい改善して、左まぶたの動きもスムーズになってきました。
気がついたら涙が出るようになっていました。
治療3ヵ月で、左頬のこわばり感あ全くなくなり、左眼の開閉が普通にできるようになりました。
二重まぶたに戻り、左眉の動きもよくなり、頬の高さが左右同じになって口角も揃ってきました。
週1回、わずか3ヵ月の治療で、これほど改善してとても感謝しております。
恥ずかしくて、顔を隠すためにマスクや帽子をかぶって外出していましたが、いまは素顔で歩けるようになりました。
光線治療
治療用カーボン:3002-5000番。
照射部位・時間:両足裏部・左顔面部を各10分間照射、両膝部・腰部・腹部・後頭部を各5分間照射。