非結核性肺抗酸菌症の可視総合光線療法

非結核性肺抗酸菌症という病気は治ることは難しいですが、光線療法も取り入れて症状(咳や痰)の緩和や肺の空洞縮小に努めましょう。
光線研究 第594号 (転載許可済)
72歳 女性 非結核性肺抗酸菌症・気管支拡張症
◆症状の経過
光線治療は両親が愛用していたので、患者も時々使用していた。
56歳時、腰痛のため光線研究所附属診療所を受診、治療用カーボン3001-4008番を使用し自宅治療を続け腰痛は3ヵ月で改善。
57歳時、健診の際胸部レントゲン検査で右肺の気管支拡張症を指摘され、とくに症状がないので経過をみていたが、光線治療のため光線研究所を再診した。
◆光線治療
治療用カーボン3000-5000番を使用し、両足裏部10分間、両膝部・腹部・腰部・肩甲骨間部(1号集光器)・左右咽喉部(2号集光器)・右胸(1号集光器)を各5分間照射。
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◆治療の経過
光線治療を自宅で継続。69歳時、指摘されていた気管支拡張症の一部に空洞がみられ、入院検査を受けた。
生検で非結核性肺抗酸菌症(肺MAC症)と診断され抗生物質の服用を開始。
その後空洞は縮小したが、薬の副作用で服用が困難になり中止した。
72歳の現在、咳、痰はないが空洞がやや拡大傾向にあり漢方薬と光線治療をしっかり続けている。
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