虚血性の心臓病に可視総合光線療法

治療報告と症例集P158

78歳 女性


約5年前にひどい腰痛と膝の関節痛を患い、痛み止めの注射や内服薬を飲んで、胃を悪くしたときに、光線療法で症状が改善したことがあります。


その後は油断をして、光線療法から遠のいていました。


今回の報告は、心臓病のことです。私は、47~48歳のころ、心臓病で突然倒れたことがあります。


当時、頭痛や頭重感、吐き気が強く出て、半身不随の状態となりました。約半年間入院し、リハビリでようやく歩けるようになりました。


その後ときどき検査を受け、比較的心臓の状態は安定していました。


ところが、一昨年10月に心臓のあたりの違和感や痛みが現れ、病院の検査で虚血性心疾患と診断されました。


心臓の筋肉を養う冠動脈が3本とも非常に細くなっていたのです。2~3ヵ月ごとに病院で検査を受け、薬を継続して内服しました。


また、冠動脈にカテーテルを入れて、バルーンを膨らませて狭窄部を広げ、冠動脈の血流をよくする冠動脈形成術を勧められ、早速この冠動脈形成術を受けました。


処置後、少しでもよくなればと思い立ち、すぐに光線研究所附属診療所を受診し、次の治療法を指示されました。


治療用カーボンは3000-5000番を使用し、両足裏部・両膝部・腰部各10分間・肩甲骨間部(1号集光器)・後頭部(1号集光器)・左右咽喉部(2号集光器)各5分間照射。


冠動脈形成術(バルーン術)の2ヵ月後から、毎日ご指導いただいたとおり、光線照射を継続しました。


光線照射を開始して約1年後、検査入院で心臓の検査を受けたところ、医師から「薬を使っていても、通常は3~4か月で冠動脈がつぶれるケースが多いのにまったくつぶれていないとは不思議ですね!」と言われました。


私も家族も本当に夢のようで、光線療法の効果に大変喜びました。また、私は高血圧体質であり、バルーン治療後は血圧がさらに上昇しましたが、その後の光線療法が功を奏して、徐々に血圧が下がってきています。


虚血性心臓病の改善をはかるとともに、血圧安定を目標として、これからも光線療法でがんばるつもりです。




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