膝関節炎と歯槽膿漏の悩みに可視総合光線療法

治療報告と症例集P67
71歳 男性
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約50年以上もひどい右膝痛を抱えて暮らしてきました。
膝痛は日によって程度の違いはあるものの、痛まない日はありませんでした。
膝痛の原因は、高校時代の長距離走での転倒による強打です。当時、病院での処置がよくなかったのか、いままで膝痛の再発で歩行困難な状態を繰り返してきました。
とくにひどかったのは、最初に膝を痛めたとき、35歳ごろ、60歳ごろの3回で、それぞれ約3週間歩けず、寝たきりの状態を経験しました。
普段でも、旅行などで長く歩いたりすると、その後、しばらく足を引きずって歩く状態でした。膝が痛む都度、病院へ行くと「右膝の関節炎」と言われ、膝の水を何度も抜いてもらっていましたが、完治しませんでした。
右膝をかばうため、左膝や腰にも痛みが出て、これから老化とともに膝痛が加速するだろうと思うと憂うつでした。
さらに1年前から、歯槽膿漏にも悩まされるようになり、とくに右奥歯の歯茎が痛く、歯が数本グラついていました。
食事もつらく、いつも左側の歯でゆっくりと噛んでいました。熱いものや冷たいものが歯茎にしみて、歯磨きをするのもつらい状態でした。
また、就寝時に右頬を下にして寝ると、歯茎が押され痛みが出て、目が覚めることもたびたびでした。
以前友人の家で一度やってもらった光線療法を思い出し、早速光線研究所附属診療所を受診しました。
照射の指示は次のとおりでした。
治療用カーボンは3001-4008番を使用し、両足裏部・両膝部・腹部・腰部・右膝部(1号集光器使用)・後頭部(1号集光器使用)・口中部(2号集光器使用)・右頬部(2号集光器使用)。
照射時間は、両足裏部・腰部・右頬部は各10分間、口中部は20分間、その他は各5分間。
光線照射1カ月後、右膝の痛みが少し軽くなって、杖を使い1~2時間続けて歩けるようになりました。
階段の昇降も手すりを使えばできるまでに改善しました。また、歯のグラつきが少なくなり、やわらかいものなら右側でも噛めるようになりました。
照射2ヵ月後、右膝痛がさらによくなり、杖なしでも長い時間歩けるようになり、腰痛も自然となくなりました。また、歯茎に3ヶ所あった痛みが1か所になり、出血もなくなり、食べたものがしみにくくなりました。
夜間も痛みで目が覚めることがなくなりました。
照射3ヵ月後、膝痛、腰痛ともにほとんど気になりません。階段の昇降も不自由なく、短時間なら正座も可能となりました。
これまで50年間も苦しんできた膝痛が、まるで嘘のようによくなり、歩く都度、毎日夢心地です。
歯茎も痛みやグラつきがなくなり、右側の歯で硬いものも噛めますし、歯ブラシも普通にできるようになりました。
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