肛門部(脱肛、裂肛)の可視総合光線療法

光線研究 第532号
63歳 男性
◆病状の経過
若いころから胃腸の調子が安定せず、下痢・便秘を繰り返していた。
特に便秘の時には排便時に痛みを伴って出血することが多く、排便後も痛みと違和感で肛門部が気になり不快な思いをしていた。
仕事柄、教壇に立っている時間が長いため、60歳過ぎより講義中に脱肛するようになってきた。
薬局で坐薬を購入し使用したが改善がなかった。肛門科の医者には「日帰り手術で治ります」と言われたが、踏み切れずにいた。
知人の紹介で光線研究所附属診療所を受診した。
◆光線治療
治療用カーボン3002-5000番を使用し、両足裏部・両足首部を各10分間、両膝部・腰部・左右下腹部(1号集光器使用)・後頭部(1号集光器使用)を各5分間、肛門部(2号集光器使用)を20分間照射。
◆治療の経過
自宅で毎日治療した。治療3ヵ月で排便時の痛みがなくなり、脱肛も指で押し込みやすくなった。
治療6ヵ月後には講義中にも脱肛を起こすことがなくなり、肛門部に違和感がなくなった。
治療2年目の現在、脱肛は排便時のわずかに出る程度になっている。光線治療は引き続き継続している。
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