炎症性腸疾患・五十肩・膝痛などコウケントー光線治療を続けて効果を実感できない時。カーボンを変えた方がいいですか?

炎症性腸疾患・五十肩・膝痛などコウケントー光線治療を続けて効果を実感できない時。カーボンを変えた方がいいですか?

ちょっと待って✋カーボンを変えるんじゃなくて、集光器を使ったり、照射距離を調節したり、照射時間を変更したり、そこから変えてみましょう。

ここでたんぽぽの患者さんの症例を皆さんにシェアしたいと思います。

①五十肩の男性、集光器を使って照射時間を延ばしたら改善した。

五十肩で肩の前後を集光器なしで前部15分、後部15分を毎日1か月間続けたが、一向に効果はなかった。

たんぽぽにご相談に来たのですが、カーボンは3001-5000番のままで、1号集光器を使って肩の前後を各30分間照射。そのあと、脇の下と肩上部を2号集光器で各10分間照射するようにアドバイスしました。

自宅で1週間続けたところ、夜間痛がなくなり、少しずつですが肩部の可動域が広がっています。

②炎症性腸疾患の女性、お腹に集光器なしで光線照射を30分したら逆に痛みが強くなったので、1号集光器を使って10分間に限定して当てたらお腹の調子が良い。

テキスト通りに両足裏部から順番に照射を行い、いつも腹部の照射時に痛みが強くなり、当て続けて楽になると思ったら逆に強くなり、不安でたんぽぽに来院されました。

人によりますが、稀に光線に過敏に反応する方がいます。過敏性○○、神経性○○などの病名のついた疾患は当て方に注意が必要です。

彼女の場合は、お腹は1号集光器を使って5分間のみ。その他の部位は15分~30分。

たんぽぽに週1回の通院治療を3か月後にお腹の違和感や痛みはなくなり、下痢は止まって最近はお腹の調子が良いようです。

現在は自宅治療と月1回の通院治療を継続中です。

※治療用カーボンは3002-5000番。

③高齢の女性の膝痛、集光器なしで両膝部を当てていてもなかなか痛みが改善しない、1号集光器で膝の内外側を5分間当てたら翌日調子がいい。

両膝部は集光器なしで当てると光線の本にあったので、その通りに5分間を朝・昼・晩と1日3回試してみた。

1か月経過してもそれほど痛みは変わらなかったので、九州からたんぽぽに来院されました。

痛みの強い部分だけは1号集光器を使って30分照射をしてみてくださいとアドバイスしたところ、わずか1週間で痛みは消失。

治療効果を高めたいところには1号又は2号又は3号集光器を使い、照射時間を長く又は短く、照射距離を長く又は短くするなどの工夫をしてみてください。

ちょっとしたことで、痛みや違和感などが和らぐ場合があります。

PAGE TOP