気管支喘息とアレルギー性鼻炎の症状寛解に可視総合光線療法

治療報告と症例集P180
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◆症状の経過
40歳のころ、アレルギー性鼻炎を発症した。3年間減感作療法を行ったが効果がなかった。
10年前に鼻炎は自然に治ったが、その直後より気管支喘息を発症した。
症状を抑制するために10年来ステロイド剤を使用したが、咳や痰が止まらず、常に息苦しく熟睡できなかった。
年に1~2回大発作を起こし、入退院を繰り返していた。ステロイド剤の副作用で、顔はムーンフェイスとなり、肘の内側や下腿部に皮膚炎を起こしやすく、骨量検査では骨粗鬆症と診断されていた。
60歳まで勤めた会社の同僚の紹介で、光線研究所附属診療所を受診した。
◆光線治療
治療用カーボンは5002-5002番を使用し、両足裏部・両足首部・両膝部・腹部・腰部・肩甲骨間部(1号集光器使用)・後頭部(1号集光器使用)・左右咽喉部(2号集光器使用)を4台で合計30分間照射。
◆治療の経過
毎週1~2回光線研究所附属診療所へ通院治療。背中のこりが非常に強く、治療2週間後(3回目)までは背中を照射してもまったく温かさを感じなかった。
治療1カ月後(8回目)に、背中のこりが軽減した。同時に咳や痰も減り、朝まで目覚めずに眠れる日も出てきた。
それまで、週2回は息苦しいため服薬し点滴治療を受けていたが、光線治療開始で点滴なしでもよくなった。
治療3カ月後(17回目)に風邪を引いたが、以前なら必ず起きた風邪後の大発作はなく、主治医も大変驚いていた。
現在、治療開始後1年6か月、一度も入院せず、大発作も起こらず体調は大変良好である。ステロイド剤も1年前の半量ですんでいる。
ステロイド剤中止を目指し治療を継続中である。
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