大腿骨頸部骨折のリハビリに可視総合光線療法

pic20150130152201_0.jpg
可視総合光線療法 治療報告と症例集P99
大腿骨頸部骨折 68歳 女性
18歳時に左腎臓を、35歳時に右卵巣を摘出しており、若いころからからだが弱かった。
40歳以降は、疲れると腰が痛くなったり、下肢がむくむようになった。
50歳時、知人より光線治療を紹介され、疲労回復や体調管理のため、定期的に光線研究所附属診療所に通院していた。
64歳時、タクシーから降りる際に道路の段差につまずいて転倒し、左下肢がまったく動かせなくなり、救急車で入院した。
左大腿骨頸部骨折との診断で整復のみ行い、6週間の安静となった。
7週目よりリハビリを開始し、12週目で杖を使用し、自力歩行が可能になったため退院した。
その後の経過をよくするために、光線研究所附属診療所への通院治療を再開した。
光線治療
治療用カーボン1000-3001番を使用し、両足裏部・両足首部・両膝部・腓腹筋部・後大腿部・腹部・腰部・左下腹部(前・外側)・左臀部を4か所ずつ4台の治療器で各10分間照射。
治療の経過
光線治療再開後から、下肢のむくみと腰痛は感じなくなった。
週2回の通院治療を継続した結果、気力・体力の回復が見られた。
治療再開半年後に、再びつまずいて転倒し、前回受傷部を複雑骨折して、ボルトで固定する手術を受けた。
このときは気力低下も著しく、リハビリもあまり進まず、退院までに15週間の期間を要した。
退院後は、週2回のリハビリと光線研究所附属診療所通院治療、自宅での光線治療を毎日行った。
半年後には、左右の大腿部の太さに差がなくなり、「これほど順調な筋力の回復は見たことがない」と病院の理学療法士に驚かれた。
レントゲン検査の結果でも、骨は再生して完全についており、「2回骨折したとは思えない状態」とほめられるまでに回復した。
2年間経過後の現在、杖なしでも歩くことは可能となり、痛みもむくみもまったくない。
PAGE TOP