頸部周辺の病気と光線療法

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頚部周辺の病気と光線療法 光線研究 第437号
◆咽喉頭異常感症

のどにでる症状としてよくみられるのは中年女性に多い、のどの痛みやつまる感じなどの違和感である。
このような症状は咽喉頭異常感症という心身症の一つであることが少なくない。
肉眼では確認できない程度の僅かな慢性の炎症による異常感が、不安とのどに対する注意集中によって悪循環が形成されて症状が持続することになる。
本質的に体のことを気にする傾向のある人によくみられる。
期の体調が変動しやすい時期にもよくおこりやすい。
治療用カーボン:3000-5000番、3001-5000番、3001-4008番。
照射部位:両足裏部・両膝部を各5分、左右咽喉部を各5分間~10分間照射。
◆かすれ声

風邪によるものが最も多い。風邪の炎症により分泌物がでたり、声帯が腫れることによって声がかれる。
次に多いのが、声の使いすぎによっておこる場合で、声帯の過労による炎症で声がかれ、慢性になると声帯にポリープや結節ができる。
声帯を動かす神経や声帯筋の障害によって声がかれる場合もある。
この場合は食事のときにむせるような症状もよくみられる。
治療用カーボン:3001-5000番、3001-4008番、3002-4008番。
照射部位:両足裏部・両膝部・口中部を各5分間、左右咽喉部を各5分間~10分間照射。
◆甲状腺腫

甲状腺がはれてくる病気はバセドウ氏病がよく知られているが、良性・悪性の腫瘍も多い。
治療用カーボン:バセドウ病は3001-5000番、良性の腫瘍は1000-3001番、または1000-4008番。
照射部位:両足裏部・両膝部・腹部・腰部を各5分間、左右咽喉部を各5分間~10分間照射。

悪性の腫瘍は病院の治療を優先し、光線治療を併用する。
◆頚椎症
頸椎の障害により肩や首筋が異常にはったり、背中が痛くなったり、手がしびれたりする。
ひどい場合は足がしびれたり、歩行が障害される。
治療用カーボン:3001-4008番または3002-5000番。
照射部位:両足裏部・両膝部・腹部・腰部・後頭部を各5分間、肩甲骨間部・頸椎下部を各5分間~10分間。
◆後頭部痛

元々肩こりの強い人や頚椎症などの病気があると後頭部痛がよくみられる。
治療用カーボン:3001-5000番。
照射部位:両足裏部・両膝部を各5分間、後頭部を5~10分間、または左右乳様突起部を各5~10分間。

◆唾石
唾液腺の中やその排泄管に結石ができると、食事のときに痛みがおこったり、顎下腺がはれてくる。
治療用カーボン:3001-4008番または3001-1000番。
照射部位:両足裏部・両膝部・口中部を各5分間、患部(顎下腺)2号集光器10~15分間。
◆顎関節症

歯のかみ合わせの異常によっておこる場合が多いが、ストレス(心因性)によるものもある。
治療用カーボン:3001-5000番。
照射部位:両足裏部・両膝部・後頭部を各5分間、左右耳下腺部を各5~10分間。

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