前立腺肥大症の光線療法
理論と治験P257
前立腺肥大症 65歳 男性
3~4年前より尿の出が悪く残尿感も強く、排尿に勢いがなくなった。
日中の頻尿と夜間尿も3~4回あり、前立腺肥大症と診断された。
友人の紹介により光線研究所附属診療所を受診し、通院治療を開始した。
光線治療
1000-3002番の治療用カーボンを使用し、両足裏部・両膝部・腰部・左右下腹部・後頭部・左右咽喉部・前立腺部を照射。
両足裏部・前立腺部は各10分間照射、その他は各5分間照射。
治療の経過
光線治療開始1カ月後、排尿の勢いがよくなり、トイレに行く間隔も長くなった。
また、排尿後の残尿感が全くなくなり、排尿の勢いもさらによくなった。
夜間尿が0~1回に減り、熟睡できるようになりからだが楽になった。
前立腺肥大症 82歳 男性
2~3年前より、頻尿と残尿感が強くなり、病院検査で前立腺肥大症と診断された。
排尿はほぼ1時間おきで外出も困難であった。
夜間尿は4~5回あり、足の冷えが強く、不眠でも悩んでいた。
娘の紹介で光線研究所附属診療所を受診し、自宅治療を開始した。
光線治療
1000-3002番の治療用カーボンを使用し、両足裏部・両膝部・腹部・腰部・後頭部・前立腺部を照射。
両足裏部・前立腺部は各10分間、その他は各5分間照射。
治療の経過
光線治療開始1カ月後、排尿が楽になり、足の冷え感も緩和してきた。
治療3カ月後には、排尿後の残尿感がなくなり、排尿の切れもよくなった。
日中の排尿間隔が2~3時間おきになり外出ができるようになった。
夜間尿が1回に減り、熟睡できるようになった。
前立腺肥大症術後・狭心症 70歳 男性
64歳のとき前立腺肥大症と診断され以来病院に通院し投薬を受けていた。
1年前閉尿があり前立腺切除手術を受けた。
しかし、術後も毎晩2~3回夜間尿があり、夜間頻尿は改善しなかった。
また、以前より心臓肥大、動悸、息切れ、喘息など軽い狭心症の症状があったため光線治療を開始した。
光線治療
狭心症3000-5000番の治療用カーボンを使用し、両足裏部・両膝部・両足首部・肩甲骨間部各10分間、左右咽喉部各5分間照射。
前立腺肥大症術後3002-5000番を使用し、両足裏部10分間、両膝部5分間、左右下腹部各5分間、前立腺部10分間、後頭部5分間照射。
治療の経過
光線治療6か月間でからだのむくみが減った。
昼間の排尿回数、尿量が増加し、夜間尿は1回になった。
狭心症による症状も軽減している。