①痛みの悪循環

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光線研究 第439号
外傷、手術、注射や関節痛、腰痛などの疾患による痛みの知覚神経刺激が脊髄に入ると、一部は脳に達して痛みを感じます。
一部は脊髄反射路を介して交感神経・運動神経を刺激します。
交感神経・運動神経の刺激はそれぞれ血管収縮や筋緊張を引き起こし、ともに局所血流の悪化から組織の酸素欠乏をきたし、代謝産物の蓄積などから発痛物質が生成され、これが知覚神経を一層刺激する結果となります。
このように痛みは゛痛みの悪循環゛が形成されやすく、さらに疾患や痛みに対する不安、心配、恐怖が一層交感神経を刺激して、この悪循環の形成を促進することとなります。
運動器の疼痛では、「疼痛→筋緊張→循環障害→疼痛」の悪循環がみられ、分娩などに際しての産痛は、「不安→筋痙直→疼痛」の悪循環が考えられ、光線療法はこの悪循環の鎖を断ち切り、鎮痛効果を発揮します。
光線療法に関することはお気軽にご相談ください。
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