②痛みに対する光線照射の温熱作用と光化学作用

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①温熱そのものが局所に与える鎮痛効果
皮膚の疼痛に対する閾値は皮膚温の上昇とともに直接的に下降しますので、温めると疼痛は敏感になるはずですが、実際には温和な温熱で疼痛が寛解するのは、門調節機構というメカニズムにより皮膚の温度受容体からのインパルスが疼痛を伝えるインパルスと干渉しあうものと考えられています。
②循環動態の改善(血行改善)
光線療法の温熱効果は局所、全身的循環を改善し、発痛物質であるヒスタミン、ブラジキニン、セロトニン、プロスタグランジンなどを局所あるいは全身から排除するのに役立ちます。
発痛物質の早期排除は組織障害を少なくします。
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