スポーツ外傷のコウケントー光線療法

光線研究 第482
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①【打撲】
殴打、転倒、衝突、重量物の落下などによっておこります。皮下出血、疼痛、皮膚の腫れなどが主な症状です。
末梢神経障害は外傷後に知覚脱失や知覚異常をおこします。
治療用カーボン:3001-4008番
光線照射部位・時間:両足裏部・両膝部を各5~10分間。患部は10~15分間。
②【肉離れ】・【筋肉・腱・靭帯の損傷】
これ等を損傷したときには、その部位の関節が曲げられなくなったり伸ばせられなくなったりします。
靭帯を損傷した場合には関節の中に血腫が出来ることがあります。
筋を構成している線維が切れたり筋膜が破れたりするもので、筋肉の急激な収縮が原因です。
下腿特に腓腹筋部(ふくらはぎ)におこり易いといえます。
治療用カーボン:3001-4008番
光線照射部位・時間:両足裏部・両膝部・後大腿部・腰部を各5分間、両ふくらはぎ部を10分間。
③【捻挫】
関節が外力を受けて生理的運動範囲を超えて、過度の運動を強制されたときに発症する関節の損傷状態をいいます。
主な損傷は靭帯、関節包、皮下組織です。
捻挫は足関節に発症することが多く、症状は関節の腫れと痛みです。
治療用カーボン:3001-4008番
照射部位・時間:両足裏部・両足首部・両膝部・腰部を各5~10分間。足首内側・外側は1号または2号集光器で各10~15分間。
④【脱臼】
関節が外力により可動範囲を超えて動き、関節を構成している上下の骨がズレて元に戻っていない状態を脱臼といいます。
このとき関節を包んでいる関節包も損傷します。骨折を伴っていることが考えられるので注意する必要があります。
脱臼した場合には整形外科などで整復して貰うことが大切です。
治療用カーボン:3001-4008番、または3002-4008番
光線照射部位・時間:両足裏部・両膝部・後頭部(1号集光器使用)を各5分間、患部1号集光器使用で10~15分間。
※何れの場合も、受傷直後は、痛みが緩和するまで照射時間を長くします。
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