S・Oさん75歳男性、パーキンソン病のコウケントー光線治療

S・Oさん75歳男性、パーキンソン病のコウケントー光線治療

昔からパーキンソン病の方のコウケントー光線治療をしていますが、いいお薬が出てきたおかげで、症状の進行が大分解消されて、日常生活を長く送れるようになりました。

S・Oさんは、パーキンソン病のお薬を服用しながら生活を送っていますが、体全体のこわばりがあり、特に朝の起床時は首肩のこわばりが強く、困っていました。

たんぽぽに通っている方の紹介で来院されました。

歩き方、動作などはまったく違和感はないのですが、S・Oさんの身体を触らせてもらったら、首・肩・背中・腰のこわばりが強かったです。

パーキンソン病のコウケントー光線治療は、どこを当てるといいというのはなく、全身照射が基本となります。

また光線治療後に軽く全身をマッサージするといいですよ。(←うつ伏せに出来ないときは座ったり、横になったりの姿勢でほぐします。)

照射部位は、両足裏部・両足首部・両膝部・ふくらはぎ部・大腿部前面・大腿部後面・腹部・腰部・背正中部・後頭部の全身です。

照射部位が多いので、2パターンに分けて合計40分~60分照射します。

治療用カーボンは3001-4008番、3002-4008番、5000-6006番、1000-4002番(←症状が強い場合)、あとは4006-4007番という組み合わせもあります。

S・Oさんの希望で、毎週1回の光線治療とマッサージを3か月間(計12回)行ったところ、体のこわばりが軽くなり、特に朝の首肩のこわばりがなくなったと喜んでくれました。

治療4か月目からは月に2回の通院治療に変更しましたが、この病気になった頃から汗をかくことがなくなったのが、汗をよくかくようになって嬉しいと言われました。

※慢性に経過する病気のコウケントー光線治療は、病院治療と併用して今の良い状態が続くように(悪くならないように)ケアすることが目的です。

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