慢性胃炎の可視総合光線療法

治療報告と症例集P190
62歳 女性
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今年62歳になる主婦です。もともと体質的に胃が弱かったのですが、50歳代に食べすぎを繰り返していたために胃炎を起こし、それが慢性化してしまいました。
いつも、胃の存在感があって胃を意識してしまい、常に重苦しい感じがありました。また、食後2時間くらいはずっともたれて気分が悪く、精神的にもずっと滅入った状態が続いていました。
病院で処方される薬もさっぱり効果がなく、途中でやめてしまいました。
同じころ、C型肝炎が判明しました。GOT,GPTの数値は70前後で、すぐには問題ないと言われましたが、とても心配でした。
そんなこんなで、青白い顔で毎日憂うつな日々をすごすうちに、10年が経ってしまいました。
そんなある日、友人から「光線療法というよい治療法があるよ」と言われ、ワラにもすがる気持ちで光線研究所附属診療所を受診しました。
受診時に次の光線照射を指導され、早速自宅で照射を始めました。
治療用カーボンは1000-3001番を使用し、両足裏部・両膝部を各10分間、腹部・腰部を各5分間、肝臓部(2号集光器使用)・背正中部(1号集光器使用)を各10分間、後頭部(1号集光器使用)5分間照射しました。
光線照射をすると、からだがとても温まりました。
2ヵ月もすると、胃の感じも以前よりも軽くなってきました。また、肝機能の数値がGOT,GPTとの50くらいに低下してきましたが、食後の胃のもたれはなかなかとれませんでした。
しかし、10年も悩んでいたのだからと、腹をくくって光線療法を続けるしかないと思い、またがんばって続けました。
それから少しずつ食後のもたれる時間は短くなってきて、半年後には、ほぼ胃のもたれる感じがなくなりました。
10年も悩んでいたのがまるで夢のようでした。10kg減った体重が2kgも増え、よく寝つけるようになり、浅かった睡眠も熟睡できるようになりました。
肝機能もほぼ正常値で安定していて、一安心です。
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