気管支喘息とアレルギー性鼻炎の病院治療と併せてコウケントー光線療法

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治療報告と症例集P180
◆症状の経過
昨年の夏、風邪の症状が1週間続いたあと、明け方になって突然息苦しくなり、それで目が覚めた。
受診した病院で気管支喘息と診断され、2週間毎日点滴治療に通院した。
点滴が切れると発作を繰り返す状態であった。
アレルギー検査でスギ、ブタクサ、ハウスダストなどに強い反応が出た。
知人から光線治療器を借り、『可視総合光線療法』を参考に治療を開始した。治療開始で発作は起きなくなったが、痰の切れが悪く、息苦しさも完全にはとれなかった。
また、細かい作業を行う仕事がら、眼精疲労と肩背部のこりがひどく、頭痛や吐き気を感じることがときどきあった。
より効果的な光線治療を行うため、光線研究所附属診療所を受診した。
◆光線治療
治療用カーボンは3000-5000番を使用し、両足裏部20~30分間、両足首部・両膝部を各5分間、肩甲間部(1号集光器使用)・後頭部(1号集光器使用)各10分間、左右咽喉部(2号集光器使用)各5分間照射。
◆治療の経過
とくに肩甲間部・後頭部各10分間の照射で、肩背部のこりがほぐれ、息苦しさがとれてきた。
2週間後には痰の切れもよくなったが、日中の鼻汁と夜間の後鼻漏が気になった。
耳鼻科でアレルギー性鼻炎と診断されたので、治療用カーボン3001-5000番で鼻部(2号集光器使用)を5分間照射した。
治療開始3カ月後には、趣味のジョギングを行っても、息苦しさがまったくなくなり、鼻の通りもよくなった。また、肩こりも感じなくなった。
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