コレステロールと動脈硬化の可視総合光線療法

光線研究 第555号
■動脈硬化とコレステロール
動脈硬化の原因になるといわれるLDL(悪玉)コレステロールですが、実は血中に増え過ぎたといって、直ちにそのまま血管に貯まり動脈が硬化するわけではありません。
動脈硬化になるのは、LDLコレステロールが酸化・変性をした場合、これを異物とみなして、免疫細胞のマクロファージが取り込みます。
そのコレステロールを取り込んだマクロファージは、泡のようにふくらんで死滅し、その死骸が血管壁に蓄積して動脈硬化を促進します。
つまり、動脈硬化の予防には、コレステロールを増やし過ぎないだけでなく、コレステロールを酸化・変性させないことも重要になります。
コレステロールを酸化・変性させる危険因子としては、高血圧、糖尿病、喫煙、ストレス、炎症等があるので、これら危険因子のコントロールも大切です。
コレステロール値が低くても、他の危険因子を持っている場合は、動脈硬化に十分注意しなければなりません。
■光線療法
◎糖尿病や高血圧など動脈硬化に係わるような病気がある場合は、まず、その病気に合わせた光線治療を行います。
◎コレステロールが高いだけの場合は、次のような光線治療を行います。
◆治療用カーボン
3000-5000番、5002-5002番、1000-3001番、6000-6007番等を使用。
◆光線照射部位と時間
両足裏部10分間、両足首部・両膝部・後頭部(1号集光器使用)各5分間、肝臓部(2号集光器使用)、背正中部(1号集光器使用)各10分間照射。
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