犬、猫などの動物の病気や痛みにコウケントー光線療法

光線研究 第526号
私は犬なしでは生活できない人間である。様々な犬に出会い、そして彼らは私から去っていった。
強烈な思い出を沢山残して。
今、乳ガンで苦しんでいる愛犬は15年目になる中型の老犬です。突然歩けなくなった犬に「どうしたんだ、どこが痛むの」と、いろいろ聞いてみた。
すると私の言葉が解かるかのように、ゴロリと仰向けに寝込んで足を大きく開いて腹部を見せた。
そのとき下腹部に人のコブシ大ほどのシコリを発見。娘と共に動物病院へ行った。長い長い説明が終わり、開いたドアから悲しげな顔の娘が死の宣告を受けた犬をつれて出てきた。
しかし、我が愛犬は私を嗅ぎ分けて早くわが家へ帰ろうとせがむ。早期にガンを見つけていれば助かったものを、申し訳ない事をしてしまった。
家族の安全と財産を日夜守ってくれた愛犬を死なせるわけにはいかない。
しかし、すでに体力もなく、それに老犬、手術は不可能、ガンの進行に比例し死は確実に間近にせまっている。我が家には、光線治療器があるではないか、書籍『病気にならぬ光線』の中に競走馬の治験例の記事を読んだ記憶が蘇った。
あんな大きな馬に効くなら、こんな小さな犬にはもっと効くはずだ。
早速、治療用カーボン3001-5000番で愛犬の光線治療を開始した。
娘が椅子に座りその膝の上に犬を抱き、両足を大きく開き光線をお腹に向けた。
2号集光器でガンに的確に当てて25分間、娘とその有り様を見守った。
愛犬は静かに眠り込んでいた。翌日も同じように治療した。相変わらず死んだように眠り込んでいた。
「お父さん、ガンが小さくなったみたい」と娘が言う。「そんなバカな。あんな立派なガンがわずか25分間で。」
目測ではかすかにガンは扁平になっているではないか、ついに驚異的奇跡を見た。「太陽光線様有難う御座います。必ず助けてあげるから頑張れ、死なないでくれ」と祈った。
4回目の光線治療が終わり、ガンの大きさを調べて驚いた、大きさは約半分になった。その半分はどこへ消えたのか。その中身の正体は何だったのか。
乳房をつまんで中身を絞り出してみた。黄色い膿がたくさん出て、さいごには血液のまじった膿が出て、愛犬がキャンと一声うなった。
この日を境に急速にガンが消滅していった。治療5回目、膿だけは相変わらず出ていたが、ガンはみるみる小さくなっていた。
治療10回目、突然暴れだし後ろ足で光線治療器を蹴飛ばすまでになった。
治療15回目では、すっかり元気になり、コブシ大のガンは完全に消滅し、ただシコリのようなものが下腹部に残っている。
毎朝、元気になった愛犬の顔を見て、助けることができた満足感で幸せ一杯だ。
「犬を飼う楽しさはそれを失った時の悲しさに四敵する」。
最後に光線治療器を発案し、世に広めた故黒田保次郎先生に心から感謝する。
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