骨粗鬆症による腰痛に可視総合光線療法

光線研究 第474号
87歳 女性
◆症状の経過
光線治療は66歳時、胃潰瘍の術後より愛用していた。
術後の回復はもちろん、白内障や緑内障も光線治療で治した。
大病もせず健康に過ごしてきたが、平成3年に尻もちをつき腰痛になり、腰椎ヘルニアの診断で手術を受けた。
術後の安静から骨粗鬆症の急速な進行もあり寝たきりの状態になった。
身体が冷え、少し動くだけでも息切れや腰痛が強くリハビリもはかどらなかった。
平成4年5月退院と同時に家人に抱えられて光線研究所附属診療所を受診した。
◆光線治療
治療用カーボン:3001-4008番。
照射部位・時間:両足裏部20分間、腰部・腰上部(1号集光器使用)各10分間、両足首部・両膝部・腹部・後頭部(1号集光器使用)各5分間照射。
◆治療の経過
治療半年で体力がつき、息切れは以前ほどではなくなってきた。
昼間は自力でトイレに行けるようになったが、腰痛は強く、冷えもとれず少し動いた後には下肢全体が硬直することがあるので、治療を変更した。
◆光線治療
治療用カーボン:3001-4008番。
照射部位・時間:両足裏部20分間、腰上部(1号集光器使用)15分間、腰部10分間、ふくらはぎ部・両膝部・後大腿部各5分間照射。
治療を変更して半年で腰痛は当初の30%以下となり、家の中では自由に動けるようになった。
食欲、睡眠も出てきて体力も回復してきたので治療は1日2回、また杖を使って散歩も始めるように指示した。
現在92歳で腰痛もなく、杖なしでも30分位の散歩が楽にできるようになっている。
皮膚の色艶もよく年齢より若くみられている。
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