光線研究 第595号 (転載許可済)
■腸閉塞の可視総合光線療法
腸閉塞は発症リスクを減らし、再発予防をすることが重要です。
規則正しい食生活や排便習慣をつけるとともに光線治療の継続は腸の蠕動運動を促し、腸内環境を整えるのに効果的です。
また、腸閉塞は冷えやストレスなどによる血行不良が発症に大きく関係しているといわれ、光線療法でからだを温め心身の緊張を緩和させることも腸閉塞の予防に有意義な治療と言えます。
痛みが比較的軽く、病院で経過観察と言われた腸閉塞の場合は、早期回復と痛みの軽減を光線療法の目的とします。
また、状態が悪く手術が避けられない腸閉塞の場合は、手術後の体力回復や再発予防をすることが本療法の主な治療目的となります。
いずれにしても腹痛、腹部膨満、嘔吐など腸閉塞を疑う症状がある場合は必ず早期に病院を受診することが大切です。
◆治療用カーボン
3001-5000番、3002-5000番、3001-4008番等を使用。
冷えが強く再発を繰り返す場合は、1000-3001番、1000-3002番を使用。
◆照射部位・照射時間
両足裏部・両足首部・両膝部・腹部・腰部・後頭部(1号集光器)を各5~10分間照射。
腹部の痛みが強い場合は腹部を10~15分間照射時間を延長する。
また、腹部の代わりに左右下腹部(1号集光器)を各10分間照射する場合もある。