腰部脊柱管狭窄症術後のしびれ

実践治療報告集P52
78歳 女性
3年前のことです。広い道路で自転車を降り、車が通りすぎるのを待っていたら、タクシーにはねられました。
幸い顔面の打撲のみですみましたが、それが治ったころに腰痛が出てきました。
鍼灸の治療に半年通いましたが効果がなく、整形外科を受診すると、腰の脊柱管狭窄症と診断されました。
血行改善薬やブロック注射などの治療を受けましたが、だんだん歩くのも困難になり、半年後には、ほとんど歩けなくなってしまいました。
別の病院で椎間板ヘルニアも見つかったので、先に内視鏡による手術を受けて、その後、脊柱管狭窄症の手術を受けました。
幸い手術はうまくいって、歩けるようになりましたが、右膝から足先の痛みとしびれが前より強くなりました。
軽くさわっただけで強く痛み、寝るときに布団もかけられない状態でした。
箱を作ってその中に右足を入れ、その上から布団をかけていましたが、それでもよく眠れません。
人がよいという治療は、片っ端から飛びついて試しましたが、足先の痛みとしびれはいっこうによくなりません。
もうこの症状は一生治らないのかとあきらめて、1年くらい経ったころ、知人に光線治療を勧められました。
早速、治療器を自宅に用意して治療を始めたところ、1ヵ月、2ヵ月と治療を続けるうちに、徐々にしびれが軽くなってくるではありませんか。
もう迷わず、光線治療だけを続けることにしました。さらに、光線研究所附属診療所にも通院して、4台の治療器で治療してもらうとさらに効果的で、通院治療回数でしびれからくる痛みが激減しました。
寝るときに、作った箱を使わなくてもよくなりました。しびれの範囲もぐっと少なくなって、足先だけのしびれになりました。
本当に夢のようです。
◆光線治療
治療用カーボン:3001-4008番。
照射部位・時間:両足裏部・両足首部・両膝部・腓腹筋部・腰部を各10分間照射、後大腿部・腹部を各5分間照射。
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