胃下垂症のコウケントー光線治療は、3000-5000番や3002-5000番などもカーボンも使うと良いです。

胃下垂症というのは、胃だけが下垂しているのではなく、腸や腎臓などの腹腔内臓器も一緒に下垂していることが多いです。 胃下垂症に、胃アトニーを併発していることもあります。 胃下垂症では、症状のない方もいますが、胃アトニーを伴っている場合には、腹部膨満感、胃もたれ、げっぷ、悪心・嘔吐、無気力、便秘、不眠、肩こり、めまい、頭痛、腰背部痛、動悸、息切れ、冷え症などの症状があります。 これらの症状は、血液循環不全によるものが多く、心臓を強くする意味から、治療用カーボン3000-5000番を使います。また併用して、自律神経を整えることも大切ですので、3002-5000番も併せて使います。 腹部に症状がある場合には、腹部やその裏側の腰部・背部には光線照射を行いません。 これは、胃下垂で胃の働きや胃そのものの機能が低下して時に、光線を当てると、著しく血流が良くなりすぎて、上記の症状を強くしてしまい、逆に治りを悪くすることがあるからです。 では、光線照射方法は、まず3000-5000番を使い、両足裏部5分間~10分間、両足首部・両膝部を各5分間、次に3002-5000番で、左右咽喉部・後頭部を各5分間照射します。 胃下垂症の方は、心が弱い方が多いと思われますから、光線治療をされながら、何か集中できること(趣味・運動など)を見つけられると、症状の改善が良くなっていきます。
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