股関節痛の可視総合光線療法

治療報告と症例集P81
67歳 女性
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1年ほど前から、左股関節に痛みが現れました。しばらく様子を見ていましたが、痛みは悪化する一方でした。
近所の鍼灸、整体で治療を数か月間受けましたが、改善は見られませんでした。
整形外科医院で検査を受けたところ、「先天的に左股関節のはまりが浅く、歳をとって筋肉が落ちて、痛み出したのでしょう。
いまは手術の必要はないが、将来は手術するようになる可能性が高い」と言われました。
立ったり座ったりするのも苦痛でした。とくに仰向け・横向きの姿勢で寝ると、痛みのために夜間何度も目が覚めました。また、若いころより、冷え症、不眠、便秘にも悩まされておりました。
こんな体調で困っていましたが、以前に母が光線療法で膀胱炎を治したことを思い出し、自分も光線療法を試してみようと、光線研究所附属診療所を受診しました。
治療用カーボンは3001-4008番を使用し、両足裏部・腰部・左臀部(1号集光器使用)・左下腹部(1号集光器使用)を各10分間、両足首部・両膝部・腹部を各5分間照射しました。
初診時は横になるのがつらく、照射は座って受けましたが、光線は大変気持ちよく、帰り道には足の運びが楽になったような気がしました。
その後は自宅で毎日照射をしながら、ときどき光線研究所での照射を受けました。照射2週間後、歩行時の痛みはほぼなくなりましたが、睡眠時に寝返りを打つと、痛みと違和感で目が覚めました。
照射1カ月後、2時間くらい歩いても腰が少し重いものの、股関節痛は出ません。横向きに寝るときは痛みと違和感があり、立ち座り時にも多少痛みを覚えました。
照射1ヵ月半後、初診時にはつらかった靴下をはく姿勢も、支障なくはけるようになりました。椅子にも普通に座れ、立っていてもあまり苦痛でなくなりました。
照射3カ月後、横向きで寝る姿勢でも痛みや違和感も気にならず、歩行も快適になりました。思い切って海外旅行にも行き、楽しくすごすことができました。
先日、整形外科の先生から「股関節周辺に筋肉がだいぶついた。この調子なら、将来手術は不要です」と言われました。
冷え症、不眠、便秘の悩みからも解放されました。
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