膝痛、緑内障による眼圧低下に光線療法を併用

治療報告と症例集P73
70歳 女性
◆症状の経過
60歳ごろから、両膝に痛みが見られるようになった。
整形外科のレントゲン検査では著明な変形があり、膝痛は腰の異常も一部関連していると指摘された。
まったく正座はできず、階段の下りや下り坂では膝の痛みが強かった。
また、67歳時、白内障の手術を受けてから眼圧が高くなり、緑内障の診断を受けて点眼薬を使用していた。
膝痛や眼圧が高いことを心配していたところ、近所の人から光線治療を紹介されたので、光線研究所附属診療所を受診した。
◆光線治療
治療用カーボンは3001-4008番を使用し、両足裏部・両膝部・腰部・肝臓部(2号集光器使用)を各10分間、後頭部(1号集光器使用)・眼部(2号集光器使用)を各5分間照射。
◆治療の経過
自宅で光線治療を毎日継続するとともに、光線研究所附属診療所に月1回指導と治療を受けるため通院した。
光線治療1カ月後、眼圧と膝の痛みは不変であったが、膝関節の動きは良好になってきた。
治療2ヵ月後より眼圧が下がり始めた。治療半年後、右膝痛は軽減してきたが、歩行時の左膝痛と腰痛は続いていた。
治療3年後、膝痛は相変わらず続いていたが、以前より歩行が楽になってきた。
治療5年後の現在、膝は冷えると痛みが強くなるが、家事や歩行などは、ゆっくりであれば普通に行うことができる。
緑内障のほうも眼圧は正常となり、いまのところ視野や眼底などは問題なく、安心している。
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