肝硬変による「かゆみ」の可視総合光線療法
可視総合光線療法 治療報告と症例集P214
62歳 男性
症状の経過
51歳のとき、会社の健診で肝硬変を指摘された。
52歳からは糖尿病の併発も判明した。
肝硬変の進行を抑え、血糖値のコントロールには光線治療がよいと聞いて、かゆみもあるため62歳から光線治療を始めた。
光線治療
治療用カーボンは1000-3001番を使用し、両足裏部・両足首部・両膝部・腹部・腰部・後頭部を各5分間、肝臓部(2号集光器)・背正中部(1号集光器)を各10分間照射。
かゆみが出た場合は、治療用カーボン3001-3002番を使用し、掻痒部位(集光器使用せず・または1号集光器使用)に5~10分間照射。
治療の経過
治療を始めてからは、熟睡できるようになり、全身のだるさも解消した。
ときどき、肝硬変と糖尿病からくるかゆみが全身に出ることがあったが、掻痒(かきむしりたいほどのかゆみ)に対する光線治療を行うと、かゆみは2~3日で解消した。
光線治療を開始してからは、肝硬変の進行もない。
血糖値もよくコントロールされており、大変体調がよくなり、元気に仕事を続けている。