網膜中心静脈閉塞症の可視総合光線療法

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光線研究 第596号
59歳 女性
◆症状の経過
長年高血圧症で降圧剤を服用し、冷えも強かった。
仕事は皿の絵付けで、眼を酷使していた。
52歳時、急に左眼が見えにくくなり、眼科を受診し、「網膜中心静脈閉塞症」からの眼底出血と診断された。
血流改善薬で徐々に視力は改善したが、3ヵ月後再出血し硝子体まで拡散した。
3ヵ月間安静にし、硝子体混濁が薄れた時点で、新生血管発生予防のためレーザー光凝固治療を受けた。
病院治療だけでは再々発が心配なため、夫が使用している光線治療の指導を受けるため、光線研究所附属診療所を受診した。
◆光線治療
治療用カーボンは3001-5000番を使用し、両足裏部・両足首部・両膝部を各10分間、腰部、肝臓部、後頭部を各5分間照射。
(眼底にまだ微量出血があるので、眼部は最初照射せず様子をみて照射した。)
◆治療の経過
自宅で毎日光線治療を続けることで、冷えが改善し元気が出て、よく動けるようになってきた。
半年後の病院検査で、眼底出血も新生血管の再生もなく、視力も0.2から0.6に回復した。
現在発症して7年経つが、眼底出血の再発はなく、視力も0.8まで回復、視野の歪みも治っている。
光線療法では、網膜部の動脈硬化を抑制し、動静脈の血行を良くすることで、発病を予防します。
また、発病してしまった場合は、早急な病院の処置は必要ですが、光線療法は、その後の経過を良好にしたり、再発予防に有用です。
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