慢性腎臓病(CKD)の可視総合光線療法

光線研究 第571号
◆治療用カーボン
腎機能が低下した慢性腎臓病には、主に3002-5000番を使用。
他に3001-4008番、3000-5000番、1000-3002番、1000-4002番を使う場合もある。
人工透析を受けている場合も上記の治療用カーボンを使用。
心臓病、感染症、腫瘍などがある場合は3000-5000番、1000-4008番などその疾患に合った治療用カーボンを併せて使うことがある。
◆照射部位
両足裏部10~20分間、両足首部・腹部・腰部・両膝部・後頭部(1号集光器使用)・左右咽喉部(2号集光器使用)を各5分間、しょうじょうに合わせてこれらの部位を組み合わせる。
腎機能への照射は左右腎臓部(2号集光器使用)10分間又は背正中部(1号集光器使用)10~20分間照射。
●67歳 女性 血液透析中
◆症状の経過
47歳頃より高血圧と診断されていたが降圧剤の服用は不規則であった。
57歳時、血清クレアチニン値が1.2mg/㎗と上昇、62歳時には血清クレアチニン値が4.1㎎/㎗に上昇し近く血液透析が必要と言われた。
63歳時、透析を少しでも遅らせたい希望で友人の紹介で光線研究所附属診療所を受診した。
◆光線治療
治療用カーボン3000-5000番を使用し、両足裏部・両足首部・両膝部各10分間、腹部・腰部・背正中部(1号集光器使用)・左右咽喉部(2号集光器使用)各5分間照射。
◆治療の経過
自宅で毎日治療した。治療により身体が軽くなり食事がおいしくなった。
治療1カ月後、体力がつき熟睡できるようになった。
治療3カ月後、血清クレアチニン値が5.1から4.8mg/㎗に改善し担当医が驚いた。
友人からも元気になったと言われた。
治療6カ月後、血清クレアチニン値は5.4~5.6㎎/㎗前後を推移していた。
治療1年3カ月後、血液透析を開始した。身体の痒みには3001-3002番を使用し痒い患部を各10分間照射すると痒みは軽減した。
治療1年半後、手指の爪が薄くなった。手指の爪にも5~10分間照射し、2年後、爪はきれいになった。
治療4年後の現在、透析は順調で体調も良好。透析仲間の中でも一番元気である。
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