円形脱毛症の可視総合光線療法
可視総合光線療法 実践治療 報告集 P128
多発性の円形脱毛症が半年で治った 52歳 女性
昨年の夏、美容院で円形脱毛が見つかりました。
しかも、頭全体にあちこち小さい脱毛があり、後頭部には500円玉より大きい脱毛が見つかりました。
もともと髪の量が多いので、他人からはわかりにくいと思いますが、おそらく元の髪の量の半分ぐらいは抜けていたと思います。
だんだん脱毛が広がり、皮膚科では、「おそらく、全部抜けるだろう」と言われて、大変なショックを受けました。
これまでは健康で、病院のお世話になることもなく、薬を服用したこともありませんので、今回処方されたステロイドホルモン(塗布薬)は怖くて使えません。
精神的にも不安定になり、どうしようかと悩んでいたとき、亡くなった父が使っていた光線治療器を思い出しました。
自己流で光線をかけ始めましたが、やはり光線研究所附属診療所に相談しようと思い立ち、処方をいただきました。
光線治療を2ヵ月間ほど続けると、頭頂部と側頭部の脱毛部に、ポツポツと発毛が見られましたが、後頭部の脱毛はかなり広がって、3分の1くらいは脱落してしまいました。
不安になって、また光線研究所附属診療所に相談したところ、「発毛がみられるので、効果は出ています。後頭部は10分間の照射にしてください。心配や不安はかえって治りが遅くなります。
一時的に脱毛が広がっても、心配しすぎないで、治療を続けてください」とのアドバイスをいただきました。
その後は、あまり神経質にならずに、帽子でおしゃれしてみるなど、いまの状況をできるだけ楽しむように努めました。
治療4か月目に入ると、脱毛は止まり、発毛が増え、半年後には帽子も必要なくなりました。
あんなに脱毛していた後頭部もほぼ元に戻り、美容室できれいにカットしてもらいました。
光線治療
治療用カーボン:3000-5000番。
照射部位・時間:両足裏部を10分間照射、腹部・腰部・後頭部・左右側頭部・頭頂部を各5分間照射。
※円形脱毛部の大きさ、原因により、治癒までの期間は短期から長期とさまざまですが、光線治療は、薬による副作用を心配することなく継続できます。
え円形脱毛症の多くは治る病気なので、治療はできるだけ早くから行い、根気よく続けることが大切です。
円形脱毛症の可視総合光線療法 理論と治験P194
原因の判明している円形脱毛症
アレルギーが原因 3000-5000番
ストレスが原因 3002-5000番
血管障害が原因 3001-3002番
原因の判明していない円形脱毛症
患部が小さい脱毛症 3000-3002番
多発性・広範囲の脱毛症 3002-3002番
悪性円形脱毛症 3001-3001番