O・Eさん47歳女性の非結核性抗酸菌症(マック症)の光線療法
彼女は、咳や痰が異常に出やすく風邪をこじらせたと思い近所の内科を受診したところ、大学病院を紹介され非結核性抗酸菌症と診断されました。
抗生物質を毎日服用しながら、肺の洗浄も行いました。
しかし、症状は多少軽くなったものの、咳や痰がひどく、治療はなかなか難しく上手く付き合っていくしかないと言われたそうです。
彼女の母親の知り合いからたんぽぽを紹介されて来院。
顔色は悪く、少しやせ細った感じで元気がありませんでした。
中学生の子供を二人世話しながら、なかなか休むこともできず、何とか家事をこなしている感じでした。
体力が落ちて顔色も悪い場合は、まずは光線療法に慣れてもらうことが大切です。
3000-5000番のカーボンを使って、両足裏部・両足首部・両膝部・左右咽喉部(2号集光器)を各5~10分間のみ照射。
あえて腹部や腰部などは照射なし。週に2回の光線療法を行いながら、自宅用に光線治療器を購入してもらいました。
自宅では両足裏部のみを毎日30分間照射するように言いました。
2ヵ月間後には、体の冷えが解消され、顔色が良くなったのが分かりました。
それから、背正中部(1号集光器)・腹部・腰部を追加照射して、月に2回の全身光線にしました。
治療1年後は、症状の悪化はなく、病院でも進行はしていないと言われましたが、抗生物質は継続して服用中。
治療2年後も症状は進行せずに落ちついていると言われたそうです。
現在も定期的にたんぽぽに通いながら、自宅でも両足裏部の照射を行い、マック症と上手く付き合っています。
体重はこの3年間で5kg増えました。