O・Mさん72歳女性の多発性筋炎の光線療法
彼女は、30年以上役所の刊行物を配達されていました。
退職後、自宅で過ごすことが多くなり、ある日、体の痛みが出て力が入りづらくなり病院で検査を受けたところ、多発性筋炎と診断されました。
即入院をして、ステロイド治療を開始。
3カ月後に退院し、体の冷え、だるさ感、不眠、筋力低下、嚥下障害などの症状を持っていました。
娘さんが定期的に生理痛の光線療法を受けて来ていたので、娘さんの紹介でたんぽぽへ。
顔色が青ざめて、気力がなく、疲れてぐったりとした感じでした。
難病の治療では、その方の全身状態の観察が必要で、初めから全身に光線照射は行いません。
あえて1台で両足裏部5分間、両足首部5分間、両膝部5分間を2週間継続。治療用カーボンは3001-3001番。
その後腹部と腰部を各5分間追加照射。これを2週間継続。
1カ月後に初めて、3~4台の光線治療器を使って、基本照射を行います。合計30分間。
この頃になると、顔色が良くなり、少しずつ元気になって来るのが分かります。
2年後、ステロイド薬は当初60㎎/日だったのが、6㎎/日になっており、力が入るようになって日常生活は出来るようになってきた。
病気の悪化はなく、冷え、不眠、だるさ感、筋力低下、嚥下障害は改善しています。
現在はステロイド治療と併用して週に1回の光線療法を受けに来ています。
将来的には、ステロイド薬の中止を目指しています。