慢性膵炎・自律神経

光線研究 第570号
62歳 女性
◆症状の経過
49歳時、腹痛があり検査でアミラーゼ値、トリプシン値が高く慢性膵炎と診断され投薬を受けた。
51歳時、閉経した頃より、いらいら、不眠など自律神経失調症の症状もあったので友人の紹介で光線研究所附属診療所を受診した。
◆光線治療
治療用カーボン3001-4008番を使用し、両足裏部・両足首部・肝臓部(2号集光器使用)・背正中部(1号集光器使用)各10分間、両膝部・腹部・腰部・後頭部(1号集光器使用)を各5分間照射。
◆治療の経過
自宅で毎日治療した。治療により身体が温まり、治療3ヵ月後の検査では、アミラーゼ値、トリプシン値は改善し、上腹部、腹部の張りはとれてきたが、冷たいものや食事の内容によって、まだ腹痛が出ることがあった。
治療8ヵ月後、いらいら、不眠は大分改善した。
治療4年後、アミラーゼ値、トリプシン値には異常がなく、腹痛は、たまに出るが体調はよく、食べ過ぎに注意しながら光線治療を続けている。
【光線研究所コメント】
本例では食べ過ぎと更年期の自律神経系の不安定により、肝、担、膵臓に負担がかかり膵臓の消化酵素値が上昇したと考えられる。
過食は膵炎の大きな原因であり食養生が大切となる。
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