６２歳 女性
◆症状の経過
５７歳時、左側の膝と股関節に痛みが見られるようになった。
整形外科を受診し、レントゲン検査を受けたところ、膝は変形性膝関節症、腰椎は骨粗鬆症と診断されたが、股関節についてはとくに異常はなかった。
整形外科から鎮痛剤とビタミンD剤の服用薬と、骨粗鬆症の薬の投与を受けた。病院から出される薬を服用しても、痛みが楽にならないため、以前から光線治療を行っていた父の紹介で、光線研究所附属診療所を受診した。
◆光線治療
治療用カーボンは３００１－４００８番を使用し、両足裏部・両膝部・左右下腹部（１号集光器使用）を各10分間、腰部・後頭部（１号集光器使用）を各5分間照射。
◆治療の経過
自宅で毎日光線治療を行った。治療開始と同時に冷えていた足が温まり、下肢が軽く感じられ、治癒の可能性を直感した。
光線治療２～３ヵ月で、歩行時、階段昇降時の痛みはなくなってきたが、夜間睡眠中の寝返り時には左股関節の痛みが起こることがあった。
治療５か月で膝痛、股関節痛が完治し、以前から続けていたフォークダンスを再開することができた。また、下肢の筋力をつけるため、光線研究所附属診療所の指導で、水泳を開始した。
治療１年後、関節痛はほとんどなくなったが、フォークダンスと水泳は休まず続けた。
治療５年後の現在、膝、股関節の痛みはまったくない。光線研究所附属診療所で測定した骨量は、同年代の平均比較で105％とよい結果であった。