治療報告と症例集P162
70歳 女性
私は濃い味が好みで、何でも塩や醤油をかけていたせいか、10年ほど前から高血圧で、8年前からはコレステロール値も高くなってきました。
とくに午前中の血圧が200/120mmHgと高く、日中は少し下がるものの、夕方になると再び高くなりました。
病院のコレステロールを下げる薬と市販の漢方薬を服用していても、あまり効果はありませんでした。総コレステロール値は265㎎/㎗、中性脂肪値も165㎎/㎗と高くなっていました。
また、私は夏でも靴下をはかないと寝つけないほどの冷え症でも悩んでいました。よい治療法を探していたところ、信頼できる友人から勧められ、光線研究所附属診療所で指導を受けました。
治療用カーボンは3001-4008番を使用し、両足裏部・両足首部・両膝部・背正中部(1号集光器使用)・肝臓部(2号集光器使用)を各10分間、腹部・腰部・後頭部(1号集光器使用)を各5分間照射。
血圧の薬は急にやめず、薬と光線療法を併用、コレステロールの薬はあえて服用せず、様子を見ることにしました。
光線照射1カ月後、手足の冷えが改善し、最高血圧、最低血圧ともに約30㎜Hg下がったので、血圧の薬を半分に減らすことにしました。
照射2ヵ月後、手足はもちろん、からだ全体の冷えもとれ、靴下をはかずに眠れるようになりました。光線研究所附属診療所で測定する足の表面温度も、測るたびに高くなりました。
先生のアドバイスを守ってなるべく散歩を行い、食事は薄めの味つけを心がけ、根気よく光線療法を継続した結果、照射3ヶ月後には血圧が正常値になりました。
血圧の薬を減らしたにもかかわらず正常値になったのは、明らかに光線療法の効果です。
久しぶりに血液検査を受けたところ、総コレステロール値195㎎/dl、中性脂肪値65mg/dlまで下がっていました。
まったく薬を使用せず、光線照射だけで数値が下がったのです。