77歳 男性
光線研究 第599号
◆症状の経過
69歳時、健診での胃の検査は異常なかったが、ピロリ菌が陽性のため抗生物質で除菌した。
72歳時の健診で胃ガンの疑いがあり精査を受けた。
胃内視鏡検査、細胞検査で胃ガンと診断され(ステージIB)、腹腔鏡下手術で胃2/3を切除した。
術後はとくに抗がん剤の治療はなかったが、再発の不安があった。
友人に相談したところ光線治療は血行改善、免疫促進、傷跡の改善、胃腸の働きを良くすると説明され、術後に光線研究所附属診療所を受診した。
◆光線治療
治療用カーボン1000-4008番を使用し、両足裏部・背正中部各10分間、両足首部、両膝部、腹部、腰部、後頭部各5分間、足の冷えがあるときは両足裏部は20分間照射。
◆治療の経過
自宅で毎日治療を行った。術後の足の冷えが強かったが、治療2~3週間で足が温まり寝付きがよくなった。夜間尿は2回から1回か0回に減った。
治療3ヵ月後、傷跡はきれいに治り、胃腸の調子はよく食欲もあった。
治療1年後、胃や血液の検査は異常なく体調は良好であった。その後は光線治療は1日おきに行った。
治療5年後の現在、胃ガンの再発はなく経過は順調で、骨量は同年代比較は初診時87%、5年後100%、最大骨量年齢比較は初診時74%、5年後83%と光線治療で著増している。