骨壊死に可視総合光線療法を併用
可視総合光線療法 理論と治験P155
38歳 女性
症状の経過
1月から4月まで虚血性視神経症という眼の病気のため大学病院に入院し、ステロイド剤の治療を受けた。
1年半後の10月左股関節の痛みが出現したため再入院し、検査の結果ステロイド剤による大腿骨骨頭壊死と診断された。
人工骨頭を入れる手術が必要といわれたが、しばらく、手術せず様子をみることにした。
しかし、5カ月後の2月に股関節が痛く歩行困難になり、光線治療を開始した。
光線治療
3001-4008番と3000-5000番の治療用カーボンを1日おきに交互に使用し、両足裏部・両膝部・腰部・左右下腹部・左右臀部を各5分間照射。
光線治療の経過
光線治療により痛みは軽減し、治療前は松葉杖を使わないと歩行できなかったが、松葉杖を使わずに歩行できるようになった。
病院の定期検診では病気の進行は認められず、担当医から手術もしないでこんなによくなるとは信じられないといわれた。