強い三叉神経痛と膝痛が可視総合光線療法で寛解
可視総合光線療法 治療報告と症例集P153
62歳 女性
1年ほど前、家庭内でさまざまな問題が続き、体調を崩してしまいました。
右のこめかみを中心に頭の奥のほうまで痛み出し、痛みは日増しに強くなってきました。
右の奥歯で物を噛むと痛みが強くなるため、食事も噛まずに飲み込む状態で、胃を悪くして体重もずいぶん減りました。
また、顔面に触れるだけでもピリッと痛みが出て、洗顔も歯磨きも思うようにはできません。
さすがに病院嫌いの私も困り果てて、病院を受診したところ、三叉神経痛と診断され、痛み止めの薬を処方されました。
しかし、右側を下にして寝ると強い痛みが出て、寝返りの都度目が覚めてしまい、常習的な寝不足の状態が続きました。
また、私は20年ほど前から膝痛があり、とくに左膝の痛みが強く、普通に歩くことも難儀でした。
ここ数年、痛みが強くなり、とくに階段の昇り降り、立ったり座ったりなど、膝を屈伸する動作がつらい状態でした。
大変困っていたところ、光線療法を知っておられた習い事の先生にご紹介いただき、光線研究所附属診療所を受診しました。
治療用カーボンは3002-4008番を使い、両足裏部・両足首部・両膝部・腰部・左膝部(1号集光器)・後頭部(1号集光器)・顔の右側(2号集光器)・右こめかみ(2号集光器)を使用して治療を行いました。
照射時間は両足裏部・両膝部・左膝部は各10~15分間、ほかの部分は各10分間で治療しました。
光線研究所附属診療所で治療を受けた帰路、何となく足どりが軽く感じられました。
早速、帰宅後に治療器を求め、自宅で照射を始めたところ、三叉神経痛による顔の痛みが軽くなり、家事をしやすくなりました。
初めのうちは、まだ食べ物を噛むときや、歯磨き時には痛みが少し残っていました。
照射2週間後には、顔の痛みが約半分になり、やわらかいものなら普通に噛めるようになりました。
照射3週間後、顔の痛みが改善し、歯磨きも洗顔も支障がなく行えました。
食事をとるのも楽になり、硬いものも噛めるようになりました。
また、ひどかった頭痛もすっかり改善し、ピリピリしていた小鼻部も、強く触れなければ痛まなくなりました。
左膝の痛みも軽くなり、階段の昇降、立ち座りの痛みも少なくなりました。
照射1ヵ月半後、小鼻部の違和感は少し残るものの、ほぼ完治の状態となりました。
膝の痛みもなくなり、いまでは続けて1時間以上歩けるようになりました。