大後頭神経痛と脳腫瘍に可視総合光線療法
可視総合光線療法 実践治療 報告集P104
51歳 女性
2年前、寝たきりの義母を介護するために、同居することになりました。
すると2ヵ月目から、後頭部全体がピリピリして、一日中突っ張った感じになりました。
やがて、後頭部から背中にかけて、重石をのせたような圧迫感を覚えました。
病院の血液検査でも異常はなく、「慢性疲労とストレスによる頭痛でしょう」と言われ、何の治療もされませんでした。
その後も、後頭部から背中にかけての症状はとれず、1年ほど前にものを見るときに、光の輪が重なって見えました。
今度は眼科で検査を受けましたが、やはり異常はなく、しばらく様子をみましょうと言われました。
光の輪は1日で消えましたが、後頭部の痛みはずっと続いていました。
1ヵ月前に脳ドッグを受けたところ、小さな脳腫瘍が見つかったので、びっくりしました。
幸いなことに良性の腫瘍で、症状が出なければ放置してよいと言われ、少しほっとしました。
後頭部の痛みは、大後頭神経痛と診断されました。
神経痛には光線治療がいちばんよいと、何人もの友人から強力に進められ、光線治療器を用意して、自宅で毎日光線照射をしました。
治療開始1週間で、2年間も続いていた後頭部のしびれがなくなり、後頭部から背中にかけての圧迫感も軽くなり、熟睡できるようになりました。
このまま光線治療を続けていれば、いつか完治するという希望が持てるようになりました。
治療3カ月後には、からだの冷えがなくなり、夏でも靴下をはかないと眠れなかったのが、秋になっても素足でいられるようになりました。
そのころには、後頭部の圧迫感もなくなり、家族から「最近、姿勢がよくなったね」と言われました。
そして、光線治療6カ月後、脳ドッグで再びMRI検査を受けました。
主治医は何度も画像を確認していましたが、脳腫瘍がなくなっていることを確認すると、信じられないと驚いていました。
脳腫瘍も消え、つらかった頭痛から解放されて、本当に幸せです。
光線治療
治療用カーボン:3002-5000番。
放射部位・時間:両足裏部・背中全体・後頭部(1号集光器)を各10分間照射、両膝部・腰部・左右咽喉部(1号集光器)を各5分間照射。