急性骨髄性白血病に光線療法を併用する
可視総合光線療法 治療報告と症例集P173
急性骨髄性白血病の 45歳 男性
夫は39歳のとき、眼の結膜からの出血や歯茎からの出血が止まらなくなりました。
不安に思って病院を受診したところ、即入院となり、検査の結果、急性骨髄性白血病との診断を受けました。
病院の先生から「抗がん剤の治療をしても、必ずしも効果が出るわけではありませんが、その場合は数か月かかります。
また、治療中に感染症などで命を落とすこともあります」との説明を受け、愕然といたしました。
抗がん剤の治療が始まり、吐き気や頭痛、発熱、下痢、全身の発疹など、薬の副作用がすさまじく、日に日に体力を落としていきました。
どうしても夫には生きていてもらいたいので、私が以前から使っていた光線療法を試したいと思いました。
しかし、入院中は使うことができないので、外泊したときに光線照射を行いました。
照射の方法は、光線研究所附属診療所にも相談して、次のように行いました。
治療用カーボンは1000-4008番を使用し、両足裏部10~30分間、両足首部・両膝部・腹部・口中部を各5分間照射しました。
抗がん剤治療中は、外泊時しか光線照射を行えませんでしたが、光線照射を行うと、目に見えて体力が回復するのがわかりました。
光線照射も併用したお蔭で、抗がん剤治療も最後まで行うことができ、無事に退院できました。
退院後は、せっせと光線療法に励みました。
食欲もどんどん出てきて、仕事ができるほどに元気になってきました。
しかし、抗がん剤の液漏れで、左手の小指がしびれて動かせなくなりました。
病院の担当医からは、治らないと言われましたが、何とか治したい一心で、動かせなくなった指にも光線療法を根気よく行いました。
結局、1年2ヵ月かかりましたが、元通り小指を動かせるまでに回復しました。
現在、あれから6年経ちましたが、白血病のほうも3ヵ月ごとの血液検査で大変良好な状態が続いています。
担当医にも「大変珍しいケースだ」と驚かれています。
これもひとえに光線療法のお蔭だと思っております。
すっかり元気になった夫は、ときどきサッカーを楽しんでいますが、先日、左膝の十字靭帯を痛め、全治数か月と診断されました。
しかし、この怪我も光線照射をしっかり行ったところ、あっという間によくなりました。