K・Kさん75歳男性の糖尿病性閉塞性動脈硬化症の光線療法

重度の糖尿病で血流障害を起こし、足先が暗赤色となり、数年前には急性心筋梗塞症で心臓カテーテル治療をされているK・Kさんが奥様と来院。 両目は白内障と緑内障もあり、ふくらはぎは浮腫んで歩行もままならない状態でした。 この方はたんぽぽに来院されてきた患者さんの中でも特に難しいというか、相当慎重に光線をしなくてはいけない治療でした。 . なぜかというと、重度の糖尿病の方の光線照射を普通に行うとドロドロとした血流が良くなり、心臓に負担がかかりすぎて、急性心筋梗塞を起こす可能性が大きいからです。 3001-5000番を使用して、両足裏部・両足首部・両膝部の3か所を40cm離して5分間のみ照射。 これを毎日通院治療で行いました。普段外に出ないので、散歩がてらにたんぽぽに寄って5分間だけ光線照射をして帰る。 通院治療1年後は、5分間の光線照射を15分間に延長し、左右咽喉部(2号集光器)を30cm離して各5分間照射。照射後に両足を1~2分のみ軽くオイルマッサージ。 現在通院治療3年目ですが、むくみ、足の痛みはほぼなくなり、暗赤色の指先は少しずつ良くなり、指先の壊死は回避できている状態です。 閉塞性動脈硬化症の光線療法では、始めは5分間程度の照射に留め、照射部位も下半身のみとした方が良く、常に患者のそばについていることが大切です。
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