関節リウマチによる歩行障害に光線療法を追加する

光線研究 第578号
71歳 女性 関節リウマチによる歩行障害
DSC_1900.jpg
◆症状の経過
40歳時、足指の痛みで整形外科を受診したところ、関節リウマチの診断を受けた。
以後、薬・マッサージ・自己流の光線治療で痛む患部のみ照射をしていたが、55歳時に母が他界しいろいろと忙しかった事が影響したのか、リウマチが悪化し両膝痛で歩行ができないくらいになった。
薬が増え、さらに痛みを抑える座薬も追加された。
激痛はなんとか薬で治まるが、痛みで歩行が辛くなり、階段は特に下りの時が辛く、1段ずつゆっくりでないと降りられなかった。
また右肩や両手首にも痛みが出てきたので、効果的な光線治療の照射方法を確認するため、56歳時に光線研究所附属診療所を受診した。
◆光線治療
3001-4008番の治療用カーボンを使用し、両足裏部・両足首部・両膝部・後頭部(1号集光器)・左右手首(集光器使用せず)・右肩後面(1号集光器)を各5~10分間の照射。
◆治療の経過
毎日自宅で光線治療を行った。
1カ月後、家族に歩行スピードが以前より早くなったと言われた。
2ヵ月後、階段の下りがゆっくりなら交互に下れるようになった。
両膝の痛みが軽減し、毎日使用していた座薬を中止したが痛みは悪化せず、この頃から表情明るくなった。
4カ月後、温水プールでの水中歩行を開始した。
晴れて暖かい日は痛みが軽いが、雨で寒い日はリウマチの痛みが強くなった。
その後も光線治療を継続したところ、3年後には両膝痛は無くなり、歩行や階段の上り下りもスムーズになった。
10年後、リウマチの痛みは光線治療と薬で落ち着いている。
PAGE TOP