腕や足のリンパ浮腫のコウケントー光線治療、たんぽぽの巻。

たんぽぽにお越しになられる乳癌術後、子宮体癌術後、卵巣癌術後の方の中には、腕や足のリンパ浮腫を起こす場合もあります。 弾性ストッキングを履いたり(夏場は暑いので履かない方も多いです)やリンパ浮腫外来でケアをしています。 あと何かプラスαして、もっと改善したいとたんぽぽにお越しになります。 今までの臨床経験から言いますと、気になるリンパ浮腫のある腕や足を当てすぎないことです。 当てすぎると、リンパが詰まって、場合によってはもっと腫れてきます。 では、どういう当て方が良いかと言うと、「基本照射」をしっかりと行うことなんです。 足のリンパ浮腫の場合は、両足裏部は温まるまで照射を行い、両足首部10分間、両膝部10分間、ふくらはぎ部10分間、太もも裏部10分間、そしてお尻も当ててください!10分間の下半身照射。 そして、腹部10分間、腰部20分間、右下腹部(1号集光器)10分間、左下腹部(1号集光器)10分間です。 次に、腕のリンパ浮腫の場合は、両足裏部は温まるまで照射し、両足首部10分間、両膝部10分間、腹部10分間、腰部10分間、背正中部10分間、後頭部(1号集光器)10分間、そして右咽喉部(1号集光器)15~20分間、左咽喉部(1号集光器)15~20分間!←咽喉部は重要です。 治療用カーボンは1000-4008番が良いですが、場合によって3001-4008番、1000-3001番、1000-5000番、1000-3002番など、実際に試してみて、一番気持ちのいいものを選んでください。 えッ!?患部の腕や足の部分には直接照射をしないんですか? もともと流れが悪くなっているので、患部は当てずに、周りから攻めるの巻です。 お肉を食べてアルブミンを増やし、お菓子風の小魚スナックをおやつに食べてカルシウム(←癌予防)を増やし、そしてたっぷりの光線照射を身体全体に当てることが遠回りだけど、リンパ浮腫の改善を早めてくれます。
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