脳梗塞後遺症の症状に可視総合光線療法

実践治療 報告集P114
72歳 女性 脳梗塞後遺症
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※実際には肌に直接照射します。
40歳のときに、突発性心筋肥大症になりました。
突発性とは原因不明という意味で、とにかく無理な運動はしないよう禁じられて、日常生活も心臓に負担にならないように気をつけていました。
それは、61歳の12月の寒い日でした。
お昼の仕度をしていて突然気分が悪くなり、どうすることもできなくなりました。
意識も朦朧とした状態で、救急車で病院に連れて行かれました。
検査の結果、脳梗塞と診断されて、そのまま2ヵ月間の入院治療となりました。
最初は言葉が全くしゃべれず、右手も麻痺していて、思うように動かせない状態でした。
入院して1週間後からリハビリ治療が始まりました。
2ヵ月間のリハビリ治療で、退院のときにはゆっくりで少し不明瞭ですが、相手に理解してもらえるぐらい話せるようになりました。
右手は肩・肘・手首の関節を、何とか動かせる状態になりましたが、指が自由に動かせませんでした。
退院時に、主治医の先生から「よくがんばってここまで回復しましたね。これから先の回復はなかなかむずかしいと思いますが、あきらめずにがんばってください」と励まされました。
そのころ、夫が会社の人から、脳卒中の麻痺が光線治療で回復したという話を聞いてきて、すぐに光線研究所附属診療所に相談に行きました。
光線研究所で光線治療が手の麻痺に効くとうかがい、早速、光線治療器を求め、自宅での光線治療を始めました。
すると、からだの筋肉や関節がやわらかくなって、動かしやすくなりました。
何よりも、からだ全体に力がよみがえる感じがあって、とても気に入りました。
また、以前から慢性の扁桃炎がありましたので、その治療も始めました。
光線治療を続けて半年目には、だいぶ会話ができるようになって、少しずつ字を書くことも、箸を使って食事することもできるようになりました。
あれから10年になりますが、いまでは普通に話をして、右手も普通に使っています。
扁桃炎も起こらなくなり、この光線治療器は私の大切なパートナーになっています。
◆光線治療
治療用カーボン:3002-4008番。
照射部位:両足裏部・右手部(手掌・手背、2号集光器)を各10分間、両足首部・両膝部・後頭部(1号または2号集光器)・右肩部(1号集光器)・右肘部(1号集光器)を各5分間照射。
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