糖尿病の管理に光線治療を併用

糖尿病性壊疽にならないために、光線治療ができること。
治療報告と症例集P233 (転載許可済)
50歳 女性 糖尿病
◆症状の経過
40歳時、健診で糖尿病と子宮筋腫を指摘されたが、会社経営のほうが多忙であり、また自覚症状がなかったため、治療はせず放置していた。
毎年、健診のたびに血糖値は上昇し、ついに282㎎/dlになってしまった。
また、手足にときどき違和感があり、近医を受診して経口剤で経過をみることになった。
しかし、ひとり暮らしで外食が多く、食事のコントロールができず、血糖値が200㎎/dl以下になることはなかった。
母親が以前より健康管理のために光線治療器を使用しており、母親の強い勧めで光線研究所附属診療所を受診した。
◆光線治療
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治療用カーボンは3001-4008番を使用し、両足裏部・両足首部を各10分間、両膝部・腰部・左右下腹部(1号集光器)・背正中部(1号集光器)・後頭部(1号集光器)を各5分間照射。
◆治療の経過
光線治療6ヵ月後には血糖値は160㎎/dlくらいで安定し、両下腿のしびれも軽くなり、手の違和感もなくなった。
これらの症状が安定したことで光線治療は休みがちになり、3カ月後には血糖値が200㎎/dlに上昇し、再び手足のしびれを強く感じるようになった。
光線治療開始1年後には、空腹時血糖値が200㎎/dlを超えないものの、下肢にしびれと痛みを感じ始め、血圧も上昇し降圧剤を服用するようになった。
食事のコントロールも悪く、ほとんど運動もしない状況に加えて、忙しさで光線治療も両足裏部しか行わなくなった。
54歳時、両足指の色が黒ずんでいるのに気づいた。
糖尿病性壊疽と診断され、足指切断の可能性も強く示唆された。
患部への照射を追加して光線治療をしっかり行ったところ、ようやく血糖値が下がり始め、3カ月後には壊疽部分はきれいになった。
それ以後、2年間経過したが壊疽の再発はない。1年前からは、無感覚だった足にちりちりと感覚が現れるようになった。
子宮筋腫は、40歳代は手術を勧められたが、50歳代には縮小傾向にあり、年1回の定期検査ですんでいる。
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